Copilot+PCとはAIとPCが融合された、新しい PC です。6/18に発売されました。

【特徴】
→処理速度
Copilot+ PCは、Intel core i9 は毎秒数十億回の演算数に対して、毎秒1兆回の演算ができるように設計されています。この高性能なアーキテクトを実現させるために、今回新しいアーキテクチャが導入されました。

Snapdragon Elite X12コア・Snapdragon X Plus10コアの Copilot+ PC と、NVIDIA RTX 4080 の Windows 11 に比べて最大100倍の効率で処理が可能になっています。

Microsoft 365 Client (Office や Teams など) は Arm64上で素早く動作するみたいですが、Slackなどはまだです。
やや対応していないアプリケーションなどはそこそこありそうで、今すぐ導入するのは少し様子見したほうがよさそうな感じです。

→Recall機能
PC上のブラウザ検索やファイル、アプリケーションなどで一度見たことがあることを思い出させるためにタイムライン作成を自動で作成、つまりスナップショットを定期的に作成する機能です。
作成された画像は、PC上のAI機能を使用してローカルで暗号化、保存、分析され、コンテキストを理解していきます。
Copilot+ PCにログインすると、リコールを使用して視覚的に足跡を簡単にたどり、アプリ、Webサイト、画像、ドキュメントから必要なものを見つけ、自分の仮想的で完全にプライベートな「写真メモリ」のような感じで動作します。
保存されるものは常に自分で管理でき、スナップショットの保存を無効にしたり、一時的に一時停止したり、アプリケーションをフィルタリングしたり、スナップショットを削除したりできます。これって、MACのTime Machineみたいなものですかね??

→Cocreator機能 (AI 画像作成、編集)
これまでほとんど使われなかった"ペイント"がやっと使えるように進化され、ほぼリアルタイムで手書きと文字によるプロンプトにて、すぐに新しい絵を作成することが可能になりました。絵がお下手な方でも、これを使うとプロ並みの絵になってしまうってやつです。
ちなみに、日本語には対応しているようです。

→ライブキャプション
PC から出力されるすべての音を、画面上に表示することができるとのこと。
40種の言語から英語に音声を翻訳するライブキャプションは実装されているようです。日本語へと翻訳する機能は今後に期待。
このあたりはGoogleとかが先を走っているかも。

→Copilot
 OpenAI の GPT-4o などの最新モデルにアクセスできます。
回答はよりスムーズに、自然に、音声会話などもAIと行えるようです。

【CPU について】
Copilot+PC の販売開始当初は、Snapdragon X Elite と Snapdragon X Plus のみの対応になっています。
今後、IntelとかAMDに対応した PC、NVIDIA GeForce RTX や AMD Radeon にも組み込まれたPC が徐々に展開されていくと思われます。

→値段
日本円で、組み込み済みPCは平均25万円ぐらいから

【懸念事項】
・Arm64 での処理
Arm64 と x86/x64 は基本的には互換性はないため、ローカルアプリやマイナーアプリなどは動作しないのではないか?
日常使用しているソフト関連の対応が気になります。
・Recall 機能
頻繁に行われるスナップショットにより、ディスク容量がひっ迫するかも?
・Cocreator
AI味のある絵から抜けず、AIが意図して書いたペイントを正確に読み取らないかも?
・Windows Update
Windows12が噂されており、UWPアプリケーションなどに移行するなどの話もありますが、Windows12のあれこれのサポートはしているのでしょうか?
・Adobe
参考情報には Adobe のサポートが手厚くされているとありますが、Adobe はCPU、GPU などの相性によって、エンコードなどのエラーに大きく起因するエラーなどで一時使えなくなった場合は、Microsoft、Adobe どちらがサポートするのでしょうか?

【最後に】
6/18に発売したCopilot + PCですが、使いようによっては、PCの前でただ喋っている(命令)だけで、仕事ができそうな感じです。
店舗を運営することで、毎日発生する更新など、今後Copilot + PCが全て行ってくれるかもしれません・・・

今後のさらなるUpdateが楽しみです。