ホームページはお店の顔とはよく言いますが、最近は本当にそうでしょうか?
お店による新人登録や出勤登録などの最新情報はヘブンが一番初めに行われ、一番安い割引券もヘブンということも少なくありません。
また、エントランスページ以外はシティヘブンへリンクさせているお店も見られるくらいです。

果たしてこのような状況はお客様・お店様が求めている姿なのでしょうか?


数年前、ホテル業界はじゃらんやYahooトラベル、楽天トラベル、一休.comなど多くの媒体で露出度を競っていました。
ホテルはある日の最安値は楽天、次の日の最安値は一休なんて戦略もたてていました。
利用者はそれら多くの媒体を比較してより安いプランを探すようになりました。
そして、それら媒体をまとめるようなサイトが出現し、どこのサイトならいくらだよと一発で検索できるものさえ登場してきました。

媒体は利用者への影響力を盾に、1件の予約ごとに費用を請求するようなことも出てきました。
その結果、媒体は高くつくということ、、結果ユーザにとって不利益であるということなどから、ホテル業界は媒体離れを少しずつ進めて、今では自社オフィシャルサイトからの予約がベストエフォートであるというような触れ込みも増えてきました。
「ベストエフォート」なんて言葉は昔はありませんでしたね。
航空機チケット業界はまだまとめサイトが台頭している段階でしょうか。


そして昨今の風俗業界はまさに、この媒体に注力している時代だと思います。
他店よりいかに優位にたてるかに注力した結果、オフィシャルホームページをないがしろにしてしまっています。
実際にその方が新規顧客が来るんだから仕方がないというご意見はごもっとも!
媒体を無碍にすることなんだ自殺行為です。
だからといって媒体にすがり続けてしまっては、依存傾向は強まるばかりです。

さてここで質問です。
シティヘブンの効果はどの程度ありますか?
シティヘブン以外の媒体の効果はどの程度ありますか?
シティヘブンを除くお店としての集客力はどの程度ありますか?

この質問に明確に回答できる店長さんは少ないのではないでしょうか
お客様はみな「シティヘブンを見ました」と第一声を言われます。それは本当なのでしょうか。
これすら判断できない状況ではないでしょうか。

こういった媒体依存、ヘブン依存の体質では明確な分析はできず、今のお店の実力を測ることはできません
それに媒体のさじ加減で振り回されてしまうことも・・・突然の値上げに文句の一つも言えないなんてことこれまでにもあったかと思います。
そしてこの体質では時代の流れについていくことができなくなってしまいます。
正確な場を把握する能力が、今の状況をしっかりと分析できる能力こそが次の一歩に最も必要な能力なんだろうと思います。

そしてお店の最もなすべき重要な課題。
それはお店のお客さんを作ることです。
女の子のファンは簡単に作れます。いい女性がいいサービスをすればそれで女性のファンは獲得できます。
でも、それだけでは女性が辞めてしまえばそれまで。指名頭が数名で持っているお店なんて状況をよく聞きますが、それではお店経営としてはもう一歩と言わざる負えないと思います。
・あの店ならいつ行ってもいい子がいる
・あの店ならスタッフが丁寧で嫌な思いをしない
・あの店ならいつも自分のことをよくわかってくれている
・あの店なら損をすることが無い
こんな「いいね!」の積み重ねがお店のお客さんを増やせることだと思います

そのためには媒体依存ではなく、お客様にオフィシャルサイトを見てもらうということを注力する必要があります。
媒体はあくまでも新規顧客獲得のためのもの!
一度ご利用いただいたお客様にはオフィシャルサイトは「ベストエフォート」だよ、もっとも多くの情報が一番早く上がるんだよということを周知していくことで、お店のファンは必ずオフィシャルホームページを見てくれるようになる
この流れを生み出すことこそが媒体依存からの脱却を推し進めることができます

さらには会員専用サイトを用意して、他店にはないコンテンツを提供し、お客様の更なる囲い込みをするということも戦略だろうと思います。

なにはともあれ、現在の媒体依存は実績もありますし、辞める必要はありません。
しっかりと媒体は使う。その上で一度来てくれたお客様にはオフィシャルサイトを見てもらうということをお店が進めていくことで、オフィシャルサイトの価値が上がっていくことになるのではないでしょうか。