WEBマーケティングやSNSマーケティングなど、デジタルマーケティングの基礎に自分のペースで気軽に触れられて、習得すれば履歴書にも記載できる認定証を手にすることもでき、しかもそれが無料で完結できるとしたら、あなたのお店は興味を持たれますか?

とある、マーケティング・広告専門メディアによる2022年のデジタルマーケティング実態調査によると、企業がデジタルマーケティングを推進するにあたっての懸念点(複数回答可)としての回答の第1位は「デジタルマーケティングに精通した人材がいない」。

ただでさえ世間は人手不足だそうで、雇う側が求めるスキルをしっかりと持ち合わせた人材の確保はハードル高めですよね。風俗業界もご多分に漏れずかと。

そんな世の中で、デジタルマーケティングのノウハウでバリバリと施策する人材がいるお店はいいですが、中には人手も予算も足りないがマーケティングにも力を入れなければと考えているお店さんもあるかと思います。

そんなお店にお勧めするのが、「Google デジタルワークショップ」です。

そして、検索すればほぼどんな情報でも出てくる便利なGoogleワールドで、出過ぎるあまり(或いは逆に全く情報が出てこず)検索に検索を重ね無駄に時間を費やして結局「あれ?何だったっけ?」となってしまうのは私だけではないらしく、上記調査の第2位が「何からはじめて良いか分からない」。

やれチャットボットだChatGPTだ何だで、今にも増して簡単に大量の情報に触れられる便利な環境へと世界が突き進む中、情報収集疲れに陥ってしまった挙句「何からはじめて良いか分からない」と思っている方がもしいらっしゃれば、そんなあなたにお勧めするのが「Google デジタルワークショップ」です。

みなさんが本来の業務をこなしながらデジタルマーケティングに取り組むとして、初心者向けの課題として最適なものは何だろうかと散々探して、多分これだ!と思いました。

なぜ多分かと申しますと、お察しの通り、自分はまだ手を付けていないから。

みなさんにお勧めするにあたって、実際自分でも体験したほうがあれやこれやと詳細をお伝えできると思い、しばらく前に自分でやってみようと、、、やってみようとはしたんです。が、そう、明日から本気出そうとは毎日思うんですが、気付くと日々が過ぎ去っているんですよね。

余談ですが、散らかり放題の部屋を今日こそは片付けようと一念発起し、エンジンがかかったのも束の間、数分後には懐かしの品を手に別の世界へと旅立ってしまったりもします。それじゃあと、無い知恵をめぐらし、少しずつでも進めようと作戦変更するも3日後には元通り。

はい。三日坊主でもあるんですね。直ぐ逸脱してしまうんです。

ちなみに、「結果にコミットする」の企業スローガン(やや一昔前ですね)で有名なアレ、三日坊主ビジネスと言うんだそうですね。やはり私のような面倒くさがりは、他人に鞭打ってもらうことでしか結果を出せないのでしょうか。

ではせめて、ということで「Google デジタルワークショップ」の概要だけでもざっと見てみましょう。

「Google デジタルワークショップ」には、15のコースが用意されていて、認定証取得に必要な初心者向けのコースはそのタイトルの通り「デジタル マーケティングの基礎」となります。

「デジタル マーケティングの基礎」のモジュール数は26あり、学習目安時間はトータルでざっと40時間となっています。モジュールとは単位とかそんな意味ですね。

40時間とありますが、それぞれのモジュールも、複数の章、さらにその章の中はいくつかのレッスンで構成されていて、学習内容はレッスンごとに短めのYouTube動画が用意されていますので、ご自分の都合に合わせて少しづつ進めて行くことが可能です。有難いことに動画と同時に全く同じ内容のテキストも用意されているので、テキストのみでも、動画を2倍速で視聴するでも、利用者の状況や好みに応じて学習方法を選択することが可能です。

では、以下にモジュール名とモジュール内の章の名前、さらにレッスン名を列挙します。ざっと目を通していただくことで、学習する内容の全体像が何となくでもつかめるでしょう。モジュール名の括弧はそのモジュール内の章の数です。ナンバリングされたものがレッスンとなります。各レッスンの後に簡単な「理解度チェック」、章の最後にこれまた簡単な「章末問題」をクリアする必要がありますが、これらを解答するのに時間制限などはなく、また、正解するまで何度でも答えることができるので、焦ることなく取り組めると思います。

コース:デジタル マーケティングの基礎

モジュール:ビジネスをオンラインで展開(4)

章:インターネットのビジネス機会
1. デジタル ワークショップについて
2. インターネットのメリット

章:オンラインで成功するための第1歩
1. オンラインでの目標
2. インターネット上に拠点を作る方法
3. ウェブサイトに顧客を集める方法
4. ウェブサイトの分析と改善

章:ウェブサイトの活用
1. オンラインでの集客について
2. ウェブサイトの仕組み
3. ウェブサイトの構成
4. ウェブサイトをビジネスに活かす方法
5. ウェブサイトを使いやすくするための工夫

章:オンライン ビジネス戦略の策定
1. オンライン ビジネスにおける戦略
2. ビジネスのオンライン展開
3. 顧客行動の理解
4. 競合相手と差別化する方法
5. 目標設定による業績の改善

モジュール:ウェブ上でビジネスを簡単に見つけてもらえるようにする(5)

章:検索エンジンへの対応
1. 検索エンジンの基礎
2. 検索エンジンの仕組み
3. 検索エンジンによるウェブサイトの把握方法
4. 自然検索について
5. 検索連動型広告について
6. Google Search Console について

章:検索で見つけてもらう方法(SEO 第1章)
1. 検索エンジン最適化(SEO)について
2. SEO の計画の立て方
3. SEO を継続的に行う重要性
4. キーワードの選択方法
5. SEO の目標設定について

章:検索の有効活用(SEO 第2章)
1. ウェブサイトの最適化について
2. 自分のウェブサイトと他のウェブサイトの関係性
3. 海外を視野に入れたSEO

章:検索連動型広告で情報を伝える方法(検索連動型広告 第1章)
1. 検索連動型広告の紹介
2. 検索連動型広告のオークションの仕組み
3. 検索連動型広告の効果的なキーワードについて
4. 有効な広告文の選び方

章:検索連動型広告の改善(検索連動型広告 第2章)
1. 検索連動型広告の構造と、関連性を重視した広告文の作り方
2. 効果的な広告キーワードの設定方法
3. キーワードのマッチタイプ
4. コンバージョンを計測する方法

モジュール:ソーシャル メディアやモバイルで、周辺地域のより多くの人々にリーチ(7)

章:実店舗ビジネスのインターネットの始め方(実店舗ビジネス第1章)
1. 実店舗ビジネスのインターネット活用法
2. 地域情報サービスについて

章:実店舗ビジネスのインターネット活用法(実店舗ビジネス第2章)
1. 実店舗向けの広告の基本
2. 携帯電話を利用しているお客様の来店を増やす方法
3. 実店舗のための検索エンジン活用法

章:ソーシャル メディアの始め方(ソーシャル メディア  第1章)
1. ソーシャル メディアについて
2. 目的にあわせたソーシャル メディアの選び方
3. ソーシャル メディアの計画の立て方について
4. ソーシャル メディアの活用方法

章:ソーシャル メディアの活用方法(ソーシャル メディア  第2章)
1. ソーシャル メディアを長期的に運用する方法
2. ソーシャル メディアの有料広告
3. ソーシャル メディアの効果を測定する方法
4. ソーシャル メディアの落とし穴

章:携帯電話(スマートフォン)の可能性について
1. 携帯電話の進化
2. 携帯電話向けのウェブサイト構築
3. 携帯電話向けのウェブサイトとアプリの違い

章:携帯電話(スマートフォン)向け広告
1. 携帯電話向けの広告
2. 携帯電話向けの検索連動型広告について
3. 携帯電話向けのディスプレイ広告について
4. 携帯電話向けのソーシャル メディアのメディア広告
5. 携帯電話向けの動画広告

章:コンテンツ マーケティングの実施
1. コンテンツ マーケティングについて
2. オンライン上でのユーザー像の把握
3. コンテンツの目的に適したフォーマットの選択
4. オンライン上のユーザーに向けた記事の作成
5. オンラインでコンテンツを見てもらうために
6. コンテンツ マーケティングの効果測定

モジュール:広告掲載でより多くの顧客にリーチ(4)

章:メールマガジンの活用
1. メールマガジンの基礎
2. メール配信システムの機能
3. メールマガジンの作成方法
4. メールマガジンを成功させるための戦略
5. メール マーケティングの効果測定

章:ディスプレイ広告の始め方(ディスプレイ広告 第1章)
1. ディスプレイ広告について
2. 検索連動型広告とディスプレイ広告の違い
3. ディスプレイ広告の運用方法

章:ディスプレイ広告の活用方法(ディスプレイ広告 第2章)
1. ディスプレイ広告の目標を達成する方法
2. ディスプレイ ネットワークの仕組み
3. リターゲティングについて

章:動画の有効活用
1. インターネット上での動画の普及
2. 動画をビジネスに活用する方法
3. 動画作成のコツ
4. インターネット動画の視聴者を増やす方法
5. 動画共有サイトにおける広告手法
6. 動画の効果を計測する方法

モジュール:ウェブのトラフィックを測定、評価(3)

章:ウェブサイトの分析の始め方(ウェブサイトの分析 第1章)
1. ウェブサイトの分析方法
2. ウェブサイトの分析をビジネスに活用する方法
3. ウェブサイトの分析を活用するための目標設定

章:ウェブサイトの分析の活用方法(ウェブサイトの分析 第2章)
1. 検索結果からのアクセス解析の方法
2. 検索連動型広告を活用するための分析ツールの使い方
3. セグメンテーション

章:データ分析によるインサイトの発見
1. ユーザーを知るためのデータ活用
2. データサイクルの把握
3. データに基づいた実践的なインサイト
4. スプレッドシートによるデータ管理
5. データのわかりやすい提示

モジュール:商品やサービスをオンラインで販売(2)

章:eコマースの構築
1. eコマースについて
2. eコマースでの注文と決済について

章:インターネット上での販売促進
1. 理想的なeコマース体験の実現
2. EC サイトにおける商品の宣伝方法
3. eコマースのためのリターゲティング

モジュール:ビジネスをグローバルに展開(1)

章:海外への展開
1. 海外向けマーケティング活動
2. 新しい市場を見つける方法
3. 翻訳とローカライゼーション
4. 海外での広告戦略
5. 海外進出の際に考慮すべき点
6. 海外進出の際の技術的側面について
7. 海外のお客様に商品を届ける方法

ここまで終えると認定資格試験です。この試験にも時間制限はなく、出題数は全40問、8割(32問)以上の正解率で合格となり、もし不合格となっても、一定時間を経過すれば改めてトライ可能。そして、認定証は履歴書に追加できるほか、LinkedInのプロフィールにアップロードすることも可能となっています。

「Google デジタルワークショップ」は、WEBマーケティングやSNSマーケティングなどを基礎から学ぶので解り易く、初心者に持って来いのレベルでありながら、体系的に学べるようにもなっているので、デジタルマーケティングをこれから身に着けたいという方だけでなく、既に部分的に知っているという方にも適した内容かと思います。風俗業界ならではの制約などもあるので「Google デジタルワークショップ」での学習が全てみなさんの業務に活かせる訳ではないですが、それでも充分に有用な学びとなることは間違いなしです。

繰り返しになりますが、「Google デジタルワークショップ」は無料で、デジタルマーケティングの基礎を体系的に、しかも自分のペースで進められます。これなら他人に鞭打ってもらわずとも、兎に角自ら有益な学習を始められるでしょう。

さて、ここでまた話を脱線するとしましょう。Googleの非公式のモットーは「Don’t be Evil」だそうです。意味は「邪悪になるな」ってことですよね。何とも凄いモットーですが、更に逸脱してこれをGoogle翻訳にかけてみます。

結果は、「悪にならないで」。

何でこんな優しい言い方に翻訳するんでしょうか。GoogleモットーのGoogle翻訳によるGoogleユーザーのための翻訳だからでしょうか。耳障りがいいです。まるで昔の洋楽の邦題みたいですね。「悪にならないで」。

と、ここで粛々と「Google デジタルワークショップ」を進めなければならない自分向けの企業スローガンを見つけました。「Just Do It.」。そう、有名なあのスローガンです。意訳すると「実行あるのみ」とか「後はやるだけ」でしょうか。これをGoogle翻訳にかけてみると、、、

「早くやれよ」

、、、何と。

思いもよらぬところで鞭を打たれました。きっと逸脱した自分への戒めでしょう。

腰が重い人に向けたニュアンスを含んだ言葉だったみたいです。

もはややるしかないので、せっかくだから今後コラムで経過をご報告とさせていただきます。

でも、そんなきつい言い方しなくても、、、