こんにちは。
みなさまお待ちかねのシモチのコラムのお時間ですw
待ってねーぞーというお言葉さておいて、本日は「神スタッフに頼ってしまう風俗店!」こんなタイトルをつけてみました。

先日とあるお店に風俗革命のプレゼンにお邪魔しました。
社長さんは風俗革命を入れたい。と思ってくださっています。
改善要望としては
すべてアナログすぎて外からだと情報が見れない。
事務所に帰らないと予約状況がわからない。
キャストバックが複雑すぎて難しい。
などなど様々な問題を抱えておられました。
そりゃもう端から端までアナログ・手書きでした。

暇だからアナログでもやれるってことじゃなかったんです。
私がお打合せしている間にもビンビン電話は鳴っていましたし、昼間にもかかわらず次から次へとお仕事が決まっていきます。

そこには一人の職人的女性がいらっしゃいました。
電話機を肩に挟みメモを取りながら丁寧にかつ迅速にお客様に対応。
お電話が長くなっているときもLINEでキャストへ連絡を入れてお仕事の準備を依頼します。
次のLINEではキャストを迎えに行くようドライバーに指示を出します。
仕事中のキャストに10分前コールを鳴らします。これは鳴らすだけでいいみたいですので、少し鳴らしたら切ってました。
お仕事に向かってもらうキャストに伝えるための仕事伝票を書き上げてます。
これらを一本の電話中に行っています。

電話を終えると金額の記入を済ませます。
ヘブンの即姫を修正します。
別媒体の即姫も修正します。
リスト表に清書して立ち上がりました。

お手洗いかなーって思ってたら「行ってきます」と一言。

ん?みたいな顔をしていた私に、今の電話の入れ込みドライバーに行きました。と説明してくれました。

えーーーっって思いです。
さらに転送で電話を受けながら走っているとのことでした。

まさにスペシャリスト。神の所業のような手さばきでお仕事をこなしていきます。
さらに仕事が忙しくなってくると、一人のドライバーに2人・3人キャストを乗せてあちこち走ります。
どのドライバーがどのキャストのお金を持っていて、誰のお給料を支払っているのかなども把握しています。
もちろんメモはしていますが、これらの作業をすべて手書き・アナログで対応しているのです。

社長曰く30本くらいまでなら彼女一人で行けるとのこと・・・
夜番のスタッフさんはまだそこまでできないので2名体制だということでしたがこれらの作業を2名で行えることもすごい。

まさに店舗にいてくれると本当にうれしいスタッフさんです。
お仕事が決まるたびにリスト表に蛍光ペンで記録する姿は10年前の風俗店を彷彿とさせながらも、それでも多くのお仕事をまわし、キャストからの信頼も厚いとのこと。
彼女を神と呼ばすして何と呼ぼうか。私は感動すら覚えたわけです。


しかしながら風俗革命をご利用・ご検討の皆さんなら、すでにこのあと何を書くか想像がついているかも知れませんが

これでは30~50本をこなす店としては非常に危機的な状況なんです。
10本までならこの体制で一切問題はありません。
むしろひとつひとつを丁寧に対応できますし、漏れなくさらにプラスαもいれられます。
お客様とのコミュニケーションをしっかりととり、また利用してもらう。
キャストともコミュニケーションを充実させてまた出勤してもらう。本指名をとれるようになってもらう。
こういった努力がしっかりとできます。
むしろアナログのほうが自由度もあっていいのかもしれません。

ただ1日の本数が10本を超えてくるとここからが問題です。
お仕事の本数が増えてくれば当然キャストも増える、媒体も増える。やることが増える。
そうするとこれまでは出来ていたことができなくなる。そして人件費がかさむ。
この流れだとシステム化を模索するのですが、ここに神がいると違う流れが発生します。

10本では神は余裕です。
神のおかげでお店はまだまだ成長します。
30本に達成して社長もさぞ喜んだことでしょう。

そしてある日神が風邪をひきました。
お店はもちろん休めません。神もわかっているから休まず来ますが、明らかに精細を欠く。
なんとかみんなも手伝ってその日を乗り切ったその日社長は気づきました。
神は偉大だからこそその問題点を隠してしまっていたことにです。


ということで、じゃ今からシステム化していこう!となったわけですがさて、ここでもう一つ問題があるのです。
本当はもうアナログ限界を超えていたんです。
でも30本もアナログで回してきてしまったのです。
1日30本月間900本。相当な利益と相当なキャスト数だと思います。
これを生み出すために多くの人たちが共有している知恵があります。

システム化という作業は、業務効率化を大前提にしている代わりに、生みの苦しみを伴います。
これが30本を回せる神には耐えられないんです。
神とそのしもべたちには今までの知恵があるためにここを変えられないんです。

そこ修正したらあっちがおかしくなるのはどうするんですか?
それやったらこういう場合はどうするんですか?

といいことがあることはわかっていながらも、それをやるとあっちがおかしくなるということにばかり目が行ってしまいます。
おっしゃる通りです。
今回っているのをわざわざおかしくなるような、壊すような作業をしなくてはいけない。
何のメリットがあるのか??と思うのは当然。現場の神はそう思うことでしょう。
さらにこんなに忙しいのに新しいの入れるなんで無理だよーと突き上げもあるでしょう。

でも社長。気づいてください。
今のままではもう月間1000本のお店までしか見えてきません。
せっかく市場もお店のポテンシャルも2000本・3000本が目指せるのに、1000本であきらめるのですか。

成長を止めているということも一つですが、一歩間違えれば事故が起きてしまうかもしれない
スタッフさんの体調不良に対応できないなど基本的な問題も山積みです。


神が悪いなんて一言も断じて言っていません。
神は神のごとくこれからも神であってほしいわけです。
せっかくのその素晴らしい能力を、これからキャストフォローに注力していこう。
お客様対応に注力していこう。などなど対コミュニケーションに特化してもらうことで本当に未来を切り開けることでしょう。

願わくばあの神たるスタッフさんにもう一度会えないもんかと切望しております。
呼んでくれへんかな~w


システム化は生みの苦しみを伴いますが、必ずやお店の成長につながります。
キャスト・スタッフ・スカウトさんなどの満足度向上につながります。
無駄な時間が無くなり、これまでできていなかったことに手を付けられます。
ぎりぎりの人件費で運営している以上、予算が出てこないのは当然ですが、媒体を少し削ってでもある程度の本数に達したらシステム化を強く強く進めるものです。

どうしても神頼みになってしまっている社長さん。ぜひ一度お話ししましょう!