直近のGoogle検索コアアップデート情報

Googleコアアップデートの情報と対策

直近のGoogleコアアップデートは、検索結果の質向上に向けたGoogleの継続的な取り組みの一環として実施されました。このアップデートは、単なるアルゴリズムの変更ではなく、ユーザーにとって真に価値のあるコンテンツを評価するGoogleの姿勢を明確にしたと言えます。
 

【コアアップデートの目的と特徴】
 

ユーザーファーストの原則

  • 検索結果の上位に表示されるべきは、検索エンジン最適化(SEO)のために作られただけのコンテンツではなく、ユーザーが求める情報、つまり質が高く、有用性のあるコンテンツであるべきという考えに基づいています。

高品質コンテンツの評価基準

  • 専門性:その分野に関する深い知識や経験に基づいた情報提供が求められます。
  • 包括性:トピックを網羅的に扱い、ユーザーの疑問に答えられるようなコンテンツが評価されています。
  • オリジナル性:他サイトと差別化できるような、独自性の高いコンテンツが求められます。
  • 最新性:情報が古すぎるコンテンツは、ユーザーにとって役に立ちません。常に最新の情報に更新することが重要になります。
  • E-E-A-T:経験(Experience)、専門性(Expertise)、権威性(Authority)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取ったもので、特にYMYL系ジャンルにおいて重視される評価基準になります。

YMYLジャンルへの影響

  • 健康、医学、財務、金融、法律といったYMYLジャンルでは、ユーザーの生活に大きな影響を与える可能性があるため、特に厳格な評価基準が適用されています。

コアアップデートの影響と対策

順位変動

  • 高品質なコンテンツを作成していたサイトは、順位が上昇する可能性があります。
  • 一方で、SEO対策にばかり重点を置いていたサイトや、質の低いコンテンツを提供していたサイトは、順位が大幅に下がる可能性があります。

トラフィックの変化

  • 順位変動に伴い、サイトへの流入数も変化します。上位表示されたサイトはトラフィックが増加し、逆に下位に表示されたサイトはトラフィックが減少する可能性があります。

【対策】
 

コンテンツの質向上

  • ユーザーの検索意図を正確に把握し、それに応えるようなコンテンツを作成することが求められます。
  • 専門家によるレビューや、事実確認を徹底することで、情報の正確性を高めていく。
  • 画像や動画など、視覚的な要素を取り入れることで、コンテンツの理解度を向上させることが効果的になります。

サイト全体の品質向上

  • サイトの構造をシンプルにし、ユーザーが目的の情報をスムーズに探し出せるようにする。
  • モバイルフレンドリーな設計にすることで、スマートフォンでの表示速度を向上させる。
  • サイトの表示速度を改善することで、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。

Google検索セントラルの活用

  • サイトに関する問題や警告を確認し、適切に対処する。
  • Search Consoleで、サイトのインデックス状況やクリック率などを分析し、改善点を見つける。


コアアップデートへの長期的な取り組み

コアアップデートは、Googleが検索結果の質を向上させるために定期的に実施されています。そのため、一度のアップデートで全てが解決するわけではありません。長期的な視点で、以下の点に注意しながら、継続的にサイトの改善に取り組むことが重要になってきます。

  • ユーザー中心の視点:常にユーザーの視点に立ち、何が求められているのかを考えながらコンテンツを作成する。
  • データに基づいた改善:GoogleアナリティクスやSearch Consoleなどのツールを活用し、サイトの状況を分析し、改善点を見つける。
  • トレンドの把握:Googleのアルゴリズムは常に進化しています。最新のSEOトレンドを把握し、それに合わせてサイトを最適化する。

最後に

直近のコアアップデートは、Googleが検索結果の質向上に力を入れていることを改めて示しています。このアップデートを機に、SEO対策は単なるテクニックではなく、ユーザーに価値を提供するための取り組みであるという認識を持つことが重要かと思います。

最新GoogeAI「Gemini」とは?

最新GoogeAI「Gemini」とは?ChatGPTと比べて何がすごいのか?

簡単に言うと、Geminiは文章だけでなく、画像や音声なども理解できるAIモデルです。

Gemini(ジェミニ)とは
最大の特徴は、テキスト以外の情報も正確に認識し、倫理的に判断できるところです。
従来のAIは、「テキスト」「画像」「音声」などの要素をバラバラに学習して組み合わせていました。
一方、Geminiは「テキスト」「画像」「音声」など様々な要素を一度に認識することができます。
また、Python、Java、C++、Goなどのプログラミング言語でコードの説明や理解、生成することも可能になっています。

現在Geminiには3つのバージョンがあります。
Gemini Ultra...専門的・複雑な処理に向いている。2024年に開発者や企業向けに公開。
Gemini Pro...汎用的なタスクの処理に向いている。GoogleのAIボット「Bard」の英語版に搭載。
Gemini Nano...スマホなど小型デバイス用。Google Androidスマホの「Pixel 8 Pro」に搭載。
Gemini は「Ultra」、「Pro」、「Nano」 の3つで展開されているため、データセンターからモバイル デバイスまであらゆる環境で動作するとしています。

Geminiで実現されるマルチモーダル
マルチモーダルとは、「画像だけ」「テキストだけ」などと各要素をバラバラに認識、処理するのではなく、人間と同じように「画像」「文字」「音声」「動画」といった複数の要素を同時に扱う能力です。
Geminiはゼロから、マルチモーダルであることを前提に設計されています。

GeminiとChatGPTの違い
Geminiの一番の特徴はなんといってもマルチモーダル機能です。テキスト、画像、オーディオ、ビデオなどの混合データを処理して理解することができます。さまざまなデータタイプから得た情報を同時に処理することで、視覚的な手がかりとテキストデータの両方から引き出した応答を生成するなど、複雑なタスクの処理が可能になります。

対するChatGPT はテキストベースの処理を得意としていますが、2023年9月に発表されたGPT-4Vでは、マルチモーダルタスクを扱うことが可能です。ただし、内部的な実装がどうなっているかについては公表はされていません。
既存技術を組み合わせることでマルチモーダルを実現していることも考えられます。

それに対し、 Gemini はマルチモーダルな情報を扱うことを前提に根本から設計されており、トレーニング段階からマルチモーダルのデータセットを使って学習させることで、入力と出力でネイティブにマルチモーダルな情報を取り扱えるモデルになっています。

GeminiはどんなGoogleのサービス・製品に使われている?
・Google Pixel
Google Pixel シリーズのモデル「Pixel 8 Pro」では、Geminiが搭載されたことで、録音機能が大きくアップデートされています。Pixelシリーズの録音アプリと言えば、書き起こし機能が搭載されていることが特徴の1つでしたが、さらにGeminiが搭載されたことで要約機能が追加されました。10分程度の録音データを10秒ほどで要約することができます。

・Google Bard
BardとGeminiの統合により、より高度な会話型AIを利用できるようになりました。さまざまなマルチモーダルデータへの拡大、新しい地域や言語も追加対応される予定です。現在Bardに搭載されているのはGeminiProですが、最先端の AI 体験を提供する「Bard Advanced」も有料にてリリースされています。

・Vertex AI
従来、機械学習モデルの構築・開発をするとなると、各目的ごとに細分化されたツールを組み合わせて行う必要がありました。そこでGoogleが開発したAI開発のプラットフォー「Vertex AI」を活用することで、同じプラットフォーム上でデータの取り込みから、分析・実装までのフローを一貫して行えるようになりました。これにより、開発者は短時間で、より簡単にモデルを構築することが可能になりました。そんな便利なVertex AIにも、Geminiが使用されています。


ChatGPTの登場から、AIツールは著しく進歩しています。最先端のAI技術を知っておくことで、店舗経営の業務効率をあげたり
日々の生産性を各段に上げることにも繋がると思っています。

※参考
<Google AI Gemini公式サイト>
https://ai.google/gemini-ecosystem

 

GoogleMAPアップデート情報をいくつか・・・

今年になっていくつかアップデートされているGoogleマップですが、
新機能をいくつかご紹介します。

・リストの新しいアップデートで最適なおすすめ情報が表示
国内6箇所限定ですが、人気のサイトや Google Mapコミュニティ上の役立つリストを Google Mapで簡単に見つけられるようになりました。
たとえば、大阪や京都への旅行を計画しているとします。Mapで都市を検索し、上にスワイプすると、その都市に詳しいユーザーによる投稿から厳選されたおすすめリストが表示されます。さらに、「食べログ編集部がおすすめするお店」、「一休が厳選したワンランク上のレストラン」、「地球の歩き方GOOD LUCK TRIPが集めた小さな幸運に出会える旅のリスト」、「ウォーカープラスが発信する人気のスポットや旬のおでかけ情報」など、信頼できるお気に入りのサイトによるリストからも確認できます。
お気に入りのリストを見つけたらMapに保存したり、友人と共有することも可能です。

また、以前に行ったことのある街の、新しい人気スポットに行ってみたい、海外旅行を計画していて、そこの有名なレストランに行ってみたい、といった場合には、Google Mapのレストランリストから最適な場所を見つけることが可能になりました。
これらのリストは、Google Mapでみんなが興味を持っている、またはお気に入りに登録している場所に基づいています。

🔥Trend :Google Mapで最近人気が急上昇した場所です。このリストは毎週更新され、最新の人気スポットを見つけるのに最適です。
🏆Top List:Google Map コミュニティで常に人気の定番の場所が掲載されています。このリストでは、地域で長年愛されている実績のある人気店を見つけることができます。
💎Gems :近所の隠れた名店を掲載しています。まだあまり知られていない通なお店を探すことができるかもしれません。
今後は、Google Map コミュニティのベスト リストをいくつか紹介されていく予定になっています。

・新しいカスタマイズ ツールで自分で一番のリストを作成して共有する
Google Mapでリストを作成すると、行きたい場所を整理したり、行ったことのある場所を記録できます。これにより、旅行を計画中のグループ チャットや旅行後のSNS投稿などで、おすすめをいつでも共有可能です。リストを作成するには、[保存済み] タブの [新しいリスト] ボタンをタップします。次に、Google Mapで場所を表示してその場所をリストに追加するだけで、Google Map上に常にピンが表示され、場所についての情報を後で確認できます。

さらに今回のアップデートで、リストに表示される場所の順序が変更できるようになり、リストをより便利に活用できるようになっています。これにより、旅行の計画中におすすめをまとめるといった場合に、旅程表のように時系列にリストを整理できるようになっています。また、リストの場所を訪れた後に場所が表示される順番を変更して、お気に入りの場所のランキング リストを作成して、おすすめ情報の共有に活用することも可能です。

例えばおいしい食事のレビューなど、自分のSNSにリストをリンクして、場所をリストに保存した理由も確認できるようになっています。

・AI を使って場所の重要度を一目で確認
出発前にしっかり調べても、計画を変更しなければならない場合があります。ときには、外出先で情報をすばやく探したり、場所を選んだりする必要もあると思います。
Google の AI が Google Map コミュニティの内容を引き出すことで、場所や見どころを一目で把握できるようになりました。Google Mapで場所を選択すると、人気の料理や雰囲気など、写真や評価をまとめたレビューなどが表示されます。また、Mapに表示される写真やレビューから、AI を使って料理の名前を識別します。この機能は、初めて訪れる場所で現地の料理に詳しくないといった場合に最適です。また、メニューに基づいて料金や人気の有無、ベジタリアンかビーガンかといった情報も表示されるため、実際に予約するかどうかを判断しやすくなっています。

以上になります。まだまだ機能はたくさんアップデートされましたが、例えば、CarPlayでGoogle Mapなど、自動車のナビ代わりにしている方もたくさんおられると思いますが、リアルタイムに車速まで出るようになりました。走っていて、速度違反を検知する機能があるとのことです。など、まだまだありますがピックアップしてご紹介していきます。
よろしくお願いします!

 

Copilot + PCが6/18に発売 AI統合したWindows PC

Copilot+PCとはAIとPCが融合された、新しい PC です。6/18に発売されました。

【特徴】
→処理速度
Copilot+ PCは、Intel core i9 は毎秒数十億回の演算数に対して、毎秒1兆回の演算ができるように設計されています。この高性能なアーキテクトを実現させるために、今回新しいアーキテクチャが導入されました。

Snapdragon Elite X12コア・Snapdragon X Plus10コアの Copilot+ PC と、NVIDIA RTX 4080 の Windows 11 に比べて最大100倍の効率で処理が可能になっています。

Microsoft 365 Client (Office や Teams など) は Arm64上で素早く動作するみたいですが、Slackなどはまだです。
やや対応していないアプリケーションなどはそこそこありそうで、今すぐ導入するのは少し様子見したほうがよさそうな感じです。

→Recall機能
PC上のブラウザ検索やファイル、アプリケーションなどで一度見たことがあることを思い出させるためにタイムライン作成を自動で作成、つまりスナップショットを定期的に作成する機能です。
作成された画像は、PC上のAI機能を使用してローカルで暗号化、保存、分析され、コンテキストを理解していきます。
Copilot+ PCにログインすると、リコールを使用して視覚的に足跡を簡単にたどり、アプリ、Webサイト、画像、ドキュメントから必要なものを見つけ、自分の仮想的で完全にプライベートな「写真メモリ」のような感じで動作します。
保存されるものは常に自分で管理でき、スナップショットの保存を無効にしたり、一時的に一時停止したり、アプリケーションをフィルタリングしたり、スナップショットを削除したりできます。これって、MACのTime Machineみたいなものですかね??

→Cocreator機能 (AI 画像作成、編集)
これまでほとんど使われなかった"ペイント"がやっと使えるように進化され、ほぼリアルタイムで手書きと文字によるプロンプトにて、すぐに新しい絵を作成することが可能になりました。絵がお下手な方でも、これを使うとプロ並みの絵になってしまうってやつです。
ちなみに、日本語には対応しているようです。

→ライブキャプション
PC から出力されるすべての音を、画面上に表示することができるとのこと。
40種の言語から英語に音声を翻訳するライブキャプションは実装されているようです。日本語へと翻訳する機能は今後に期待。
このあたりはGoogleとかが先を走っているかも。

→Copilot
 OpenAI の GPT-4o などの最新モデルにアクセスできます。
回答はよりスムーズに、自然に、音声会話などもAIと行えるようです。

【CPU について】
Copilot+PC の販売開始当初は、Snapdragon X Elite と Snapdragon X Plus のみの対応になっています。
今後、IntelとかAMDに対応した PC、NVIDIA GeForce RTX や AMD Radeon にも組み込まれたPC が徐々に展開されていくと思われます。

→値段
日本円で、組み込み済みPCは平均25万円ぐらいから

【懸念事項】
・Arm64 での処理
Arm64 と x86/x64 は基本的には互換性はないため、ローカルアプリやマイナーアプリなどは動作しないのではないか?
日常使用しているソフト関連の対応が気になります。
・Recall 機能
頻繁に行われるスナップショットにより、ディスク容量がひっ迫するかも?
・Cocreator
AI味のある絵から抜けず、AIが意図して書いたペイントを正確に読み取らないかも?
・Windows Update
Windows12が噂されており、UWPアプリケーションなどに移行するなどの話もありますが、Windows12のあれこれのサポートはしているのでしょうか?
・Adobe
参考情報には Adobe のサポートが手厚くされているとありますが、Adobe はCPU、GPU などの相性によって、エンコードなどのエラーに大きく起因するエラーなどで一時使えなくなった場合は、Microsoft、Adobe どちらがサポートするのでしょうか?

【最後に】
6/18に発売したCopilot + PCですが、使いようによっては、PCの前でただ喋っている(命令)だけで、仕事ができそうな感じです。
店舗を運営することで、毎日発生する更新など、今後Copilot + PCが全て行ってくれるかもしれません・・・

今後のさらなるUpdateが楽しみです。
 

ハッシュタグ検索ご存知でしたか?

ハッシュタグ(#)での検索は、各種SNSで普通に行われていますが、
実は普通のGoogle検索で、#タグ付きで検索すると、全SNSから検索できるようになっています。

これは日本の Google だけの機能ということです。

#○○ を含む投稿
クエリによっては、検索結果に「#○○ を含む投稿」というブロックが差し込まれ、
モバイル検索にも出てきます。

「もっと見る」をクリック/タップすると、そのクエリのハッシュタグが付いたコンテンツだけに絞り込んだ検索結果になります。
コンテンツは、大きなサムネイル画像とともにタイル状に並んでいます。

「#○○ を含む投稿」ブロックがウェブ検索に出ていなくても、クエリの先頭に「#」を付ければハッシュタグ付きの検索結果を能動的に表示できます。

ハッシュタグが付いたコンテンツを取得
ハッシュタグが付いているコンテンツであれば、動画、ソーシャル、記事を問わず取得してくるようです。
たとえば、次のようなサイトに投稿されたコンテンツがハッシュタグ付き検索結果に出てきます。

X
Instagram
Facebook
YouTube
TikTok
LINE
アメブロ
note
一般的なソーシャルメディアではハッシュタグは頻繁に使われています。
アメブロや note などのブログサービスでも標準機能としてハッシュタグを設定できます。

こうしたハッシュタグ付きのコンテンツを Google が自動で認識・取得しています。

WordPress 標準のタグでは拾われず、「#」が付いている必要があるようです。
タイトルやコンテンツに # が付いたワードを入れれば取得してもらえるか試してみると、
なんと、記事タイトル(title タグ)にハッシュタグが付いたワードを入れたら、ハッシュタグ検索に出てきました。


日本独自の機能か?
ハッシュタグ付き検索は米 Google では確認できませんでした。

ハッシュタグ付き検索自体は、数か月前から利用できているようです。
しかし、通常の検索結果に差し込まれるようになったのは最近です。

Google からのアナウンスも出ていないようです、
正式導入らしくはあるのですが、公式な発表が今後あるのかどうかもわかりません(特に日本独自であればなおさらですね)。

なんにせよ、ハッシュタグを上手に設定することで新たな検索流入を獲得できるかもしれません。

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