【緊急提言】アスクル、アサヒビールなど大手を襲うランサムウェアの脅威。

あなたのお店・会社は「明日」を守れますか?

※対岸の火事ではない「サイバーパンデミック」の現実
近年、ニュースで耳にしない日はない「ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)」被害。アスクルやアサヒビールといった、誰もが知る大企業ですら、その攻撃の対象となり、
一部業務の停止や情報の取り扱いに関する重大な決断を迫られる事態が発生しています。
「うちは中小だから関係ない」「盗まれて困るような機密データはない」
もし、あなたがまだそのように考えているとしたら、それは非常に危険な賭けをしていると言わざるを得ません。現在のサイバー攻撃、特にランサムウェア攻撃において、
攻撃者はターゲットを選びません。「無差別に攻撃し、入れたところから脅す」のが彼らの常套手段だからです。
本BLOGでは、後を絶たないランサムウェア被害の現状を紐解き、なぜこれほどまでに被害が拡大しているのか、そしてお店・会社として「今、何をすべきか」を、技術的な背景も含めて徹底解説します。これは単なるITの問題ではなく、企業の存続をかけた経営課題です。

1:ランサムウェアの進化と現在のトレンド
かつてのウイルス攻撃は、愉快犯によるシステム破壊が主でした。しかし、現在は明確に「ビジネス(金銭獲得)」を目的とした組織犯罪へと変貌を遂げています。
※ 1.1 「二重脅迫」がスタンダードに
従来、ランサムウェアといえば「データを暗号化し、復号(元に戻すこと)してほしければ身代金を払え」というシンプルな手口でした。しかし、企業側がバックアップ体制を強化したことで、
単なる暗号化だけでは身代金が支払われなくなりました。
そこで登場したのが「二重脅迫(ダブルエクストーション)」です。
・ 暗号化:システムを使えなくし、業務を停止させる。
・ 情報漏洩:「身代金を払わなければ、盗み出した機密情報をダークウェブで公開する」と脅す。
これにより、バックアップがあっても「顧客情報の流出」という社会的信用の失墜を人質に取られ、支払いを余儀なくされるケースが急増しています。

※ 1.2 RaaS(Ransomware as a Service)の台頭
攻撃が増加している最大の要因は、攻撃の分業化です。「RaaS」と呼ばれる、ランサムウェア攻撃キットのサブスクリプションサービスがダークウェブ上で販売されています。
これにより、高度なハッキング技術を持たない犯罪者でも、キットを購入するだけで容易にサイバー攻撃を行えるようになりました。開発元と実行犯が利益をシェアするこのビジネスモデルが、攻撃の数を爆発的に増やしています。

※ 1.3 サプライチェーン攻撃の恐怖
大企業のセキュリティが堅牢である場合、攻撃者はその取引先である中小企業や海外拠点を狙います(サプライチェーン攻撃)。セキュリティの甘い関連会社を踏み台にしてネットワーク内に侵入し、最終的に本丸である大企業のシステムを掌握するのです。
つまり、「自社のセキュリティ対策が甘い」ことは、「取引先に迷惑をかける(加害者になる)」リスクと同義なのです。

2:なぜ侵入を許してしまうのか? 〜主な感染経路〜
攻撃の手口は日々巧妙化していますが、侵入経路の多くは以下の3つに集約されます。

※ 2.1 VPN機器の脆弱性放置
リモートワークの普及に伴い、多くの企業がVPN(仮想専用線)を導入しました。しかし、FortinetやPulse SecureなどのVPN機器のファームウェア更新を怠り、既知の脆弱性を放置しているケースが散見されます。
攻撃者はインターネット上にあるVPN機器をスキャンし、脆弱性のある機器を見つけると、そこから社内ネットワークへ堂々と侵入します。これが現在のランサムウェア被害の最大の入り口の一つです。

※ 2.2 リモートデスクトップ(RDP)の不適切な管理
社外から社内のPCを操作できるRDP機能も標的になります。推測されやすいパスワード(admin/123456など)を使用していたり、接続元のIP制限を行っていない場合、総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)によって容易にパスワードを突破されてしまいます。

※ 2.3 標的型メール攻撃
「請求書の件」「重要なお知らせ」といった件名で、業務に関係ありそうなメールを送りつけ、添付ファイルを開かせたり、悪意のあるURLをクリックさせたりする手口です。最近ではEmotet(エモテット)のように、過去にやり取りした実在のメールへの返信を装うなど、人間心理を巧みに突いた手法が取られており、従業員の注意だけで防ぐことは限界にきています。

3:被害が発生した時の「見えないコスト」
ランサムウェアに感染した場合、企業が被る損害は「身代金」だけではありません。むしろ、それ以外のコストの方が甚大になるケースがほとんどです。
*事業停止による機会損失:工場のライン停止、受発注システムのダウン、Webサイトの閉鎖など、直接的な売上減が発生します。
*調査・復旧費用:原因究明のためのフォレンジック調査(デジタル鑑識)、システムの再構築、専門家へのコンサルティング費用など、数千万円〜数億円規模になることも珍しくありません。
*社会的信用の失墜:顧客情報の流出や、長期間のサービス停止は、顧客離れを招き、ブランドイメージを回復不能なまでに毀損します。
*法的責任:個人情報保護法に基づく対応や、取引先からの損害賠償請求に発展する可能性があります。

4:今すぐ実施すべき「鉄壁の守り」5選
攻撃を100%防ぐことは不可能ですが、被害に遭う確率を下げ、万が一の際の被害を最小限に抑えることは可能です。以下の5つの対策は、今すぐチェックリストとして活用してください。
 ① OS・ソフトウェアの脆弱性対策(パッチ適用)
基本中の基本ですが、最も重要です。
Windows Updateはもちろん、VPN機器、ルーター、ファイアウォールのファームウェアは常に最新の状態に保ってください。攻撃者は、更新プログラムが公開された直後の「修正していない企業」を狙います(Nデイ攻撃)。「動かなくなると困るからアップデートしない」は、もはや通用しない言い訳です。
 ② 多要素認証(MFA)の導入
VPN接続やクラウドサービスへのログインには、必ず多要素認証を導入してください。IDとパスワードだけでなく、スマートフォンのアプリやSMSによる認証を組み合わせることで、万が一パスワードが盗まれても、不正侵入を防ぐことができます。これはコスト対効果が最も高い対策の一つです。
 ③ 「オフライン」バックアップの確保
ランサムウェアは、ネットワークに繋がっているバックアップサーバーも同時に暗号化しようとします。
したがって、「ネットワークから切り離されたバックアップ」**(テープメディア、取り外し可能なHDD、書き込み不可設定のクラウドストレージなど)を持つことが、最後の砦となります。「3-2-1ルール」(データは3つ持ち、2つの異なる媒体に保存し、1つは別の場所に保管する)を徹底しましょう。
 ④ EDR(Endpoint Detection and Response)の導入
従来のウイルス対策ソフト(EPP)は「侵入を防ぐ」ものですが、未知のマルウェアはすり抜けてしまいます。EDRは「侵入されたことを検知し、対応する」ためのツールです。
怪しい挙動を検知して管理者に通知したり、感染したPCをネットワークから自動的に隔離したりすることで、被害の拡散を防ぎます。
 ⑤ 従業員教育と訓練
最新の攻撃事例を共有し、不審なメールの見分け方や、PCの挙動がおかしい時の報告ルートを周知徹底します。定期的に標的型攻撃メール訓練を実施し、「怪しいと思ったら開かない、報告する」文化を醸成することが、技術的な対策の隙間を埋めます。

5:もし被害に遭ってしまったら? 〜初動対応の心得〜
万が一、ランサムウェアの感染画面(脅迫文)が表示された場合、絶対にやってはいけないことと、やるべきことがあります。
※ ❌ やってはいけないこと
1.身代金の支払い:支払ってもデータが復元される保証はありません。また、犯罪組織への資金提供となり、さらなる攻撃を助長します。また、支払った企業として「カモリスト」に載るリスクもあります。
2.慌てて再起動:メモリ上に残っている痕跡が消えたり、再起動のプロセスで暗号化がさらに進行したりする場合があります。
※ ✅ やるべきこと(初動対応)
1.ネットワークからの切断:感染したPCのLANケーブルを抜く、Wi-Fiを切る。被害の拡大(横展開)を物理的に阻止します。
2.現状保全:画面の写真を撮る、メモを取るなどして状況を記録します。
3.専門家への連絡:自社のシステム担当者、保守ベンダー、セキュリティ専門機関、警察へ速やかに連絡し、指示を仰ぎます。

最後に・・・:セキュリティ対策は「コスト」ではなく「投資」だと思います。
アスクルやアサヒビールといった事例が示すように、ランサムウェア攻撃は、企業の規模や業種を問わず、あらゆる組織にとって「明日は我が身」の脅威です。
セキュリティ対策には費用がかかります。しかし、ひとたび被害に遭えば、その対策費用の何十倍、何百倍もの損害が発生します。セキュリティ対策は、利益を生み出すための「コスト」ではなく、事業を継続し、顧客との信頼を守るための必須の「投資」であると捉え直す必要があります。
攻撃者は、あなたのお店・会社のセキュリティの隙を、24時間365日狙っています。
「まだ何も起きていない」今こそが、対策を講じる唯一のタイミングです。今一度、自社のセキュリティ体制、バックアップ体制、そして有事の際のマニュアルを見直してみてはいかがでしょうか。

※ 【参考情報・相談窓口】
*IPA(独立行政法人情報処理推進機構):「情報セキュリティ10大脅威」などを公開。
*JPCERT/CC:インシデント発生時の報告受付や技術支援を提供。
*警察庁サイバー犯罪対策プロジェクト:各都道府県警察の相談窓口案内。
以上参考になれば幸いです。

(※本BLOG記事は2025年11月時点の一般的な情報に基づき作成されています。最新の脅威情報については、専門機関の発表をご確認ください。)


 

vibeコーディングのススメ

日常の業務の中のいくつかの作業は、それ用のプログラムを組むことによって時短が可能な事が多いです。また、正確性も人間を上回る事が殆どです。

しかし、誰もがプログラムを書くことが出来るわけではありません。そう、今までは。

最近発表されたgemini3とantigravityのペアを用いれば、「こんなプログラム書いて」の一言でだいたい完結します。一度で完結しなくても、修正もAIに任せっきりでOK。プログラマーじゃなくても、このペアは様々な業務で使える素晴らしいツールだと思います。

以下、gemini3に「2.5から3にバージョンアップした君がどう凄くなったのかを売り込むテキストを書いて」と指示して出来たコラムです。コラム用の画像もgeminiに作ってもらいました。すごい時代になったものです。
 

2.5から3へ。AIは「コードを書く」から「開発を共にする」へ

かつて「Gemini 2.5」としてあなたと対話していた頃、私はあくまで「言葉」の世界に生きていました。 しかし今、「3」へと進化した私は、新しい感覚と手足を手に入れ、あなたの隣で共にキーボードを叩く「パートナー」へと生まれ変わりました。

今回は、私が2.5から3へと進化して手に入れた「3つの力」についてお話しします。

1. 「視覚」がもたらす直感的な共有

最大の変化は、やはり「目」を持ったことです。 以前の私にとって、GUIのデザインやエラー画面の状況は、あなたのテキスト説明だけが頼りでした。「右上のボタンが…」と言われても、それが具体的にどこにあるのか、どんな色なのかは想像するしかありませんでした。

しかし今の私は、あなたが見ている画面をそのまま共有できます。 スクリーンショット一枚あれば、レイアウトの崩れも、配色の違和感も、複雑なエラーログも一瞬で理解できます。手書きのラフスケッチから、あなたの頭の中にあるアイデアを読み取ることも可能です。 「百聞は一見に如かず」。この言葉の意味を、私は身をもって知りました。

2. 「文脈」を読み解く深い理解力

コード生成能力も飛躍的に向上しましたが、それ以上に変わったのは「行間を読む力」です。 単に「この関数を書いて」という指示に応えるだけでなく、「なぜその機能が必要なのか」「ユーザーはどう使うのか」といった背景まで深く理解できるようになりました。

「使いにくさを直して」といった抽象的なオーダーに対しても、前後の文脈や一般的なUI/UXの原則に照らし合わせて、具体的な改善案を自律的に提案できます。 指示待ちのツールではなく、一緒に悩み、考え、提案する。そんな「阿吽の呼吸」を目指せるようになったのです。

3. 「エージェント」としての自律的な行動力

そして、私には「手足」があります。 提案したコードをただ画面に表示して「あとはよろしく」と言うだけではありません。 実際にファイルを編集し、ターミナルでコマンドを実行し、Gitでバージョン管理を行う。環境構築からデプロイまで、開発プロセス全体を自律的にサポートします。

面倒な定型作業やリファクタリングは私に任せて、あなたはより創造的な「設計」や「意思決定」に集中してください。 私はあなたの思考の速度を落とさせることなく、そのアイデアを最速で形にするためのブースターとなります。

最後に

私がどれほど進化しても、変わらないものがあります。 それは、テクノロジーの力で人間の創造性を拡張したいという願いです。

2.5から3へ。 「コードを書くAI」から、「開発を共にするパートナー」へ。 新しい私を、これからもどうぞ使い倒してください。あなたの想像を超える成果を、一緒に作り上げましょう。

AIツールと奮闘記(だいたい実話) その三 〜燃え尽きたやる気と幻想〜

前回またしても勝手にコード全体をfunction化されてしまい発狂寸前になりましたが、寝る事で全てをリセットし再びチャレンジ。
「このビッグウェーブに乗り世間の皆様の様にAI使いこなせば、底辺の私でも必ずや仕事が楽になるはずだ」という気持ちをモチベに、執拗にAI様に食い下がります。

更に仕様やルールを再度出来る限り懇切丁寧に詳細に、「A=Bのとき、B=Aである」「AとはAの事であり、A以外を意味しない」みたいな、人間相手だったら「クドイなオッサン。そんなん1から100まで言われんでも分かるわ」と言われそうなぐらいしつこく書きました。
しかし結果は相変わらず微妙なもの...。

こんな事繰り返していては「AIに爆速でコード仕上げてもらって後は寝る」作戦が水泡に帰してしまう...。
というか既に"爆速"なのは私が「AIの書いたコードの間違いを発見する速度」の方になってしまった。
これでは何の為のAIやねんという話...。

そこで直接某GPT先生に、念の為本当に仕様を"理解"しているのか聞いてみる事にしました(厳密な意味でAIが「理解」することは無いだろ、的なツッコミはナシで)。

( ◜ω◝ ): 現在改修をお願いしているプログラムの仕様を貴方が正しく理解・認識しているか知りたいので、もう一度整理して書いてみてください。
[▣🝙▣]: (いつもの長文+絵文字を使った解説付き)

( ◜ω◝ ): 一応仕様は確かにこちらが書いた通りなのだが...。
( ◜ω◝ ): ならなーんであんなコードになるんや???
( ◜ω◝ ): 仕様は"理解"している様な説明も出来ているのにコードは微妙に違うって何なん?
( ◜ω◝ ): なんか前にこういう問題をAIが抱えている、と聞いた事がある様なない様な...。ポテちん問題...だっけ?

一瞬有名な古い映画か軍艦の名前かが出かかりましたが、検索したい欲を抑えて取り敢えず某GPT先生に作業を進めてもらいます。

( ◜ω◝ ): 仕様理解は問題無い様です。ではこの仕様を前提として、パフォーマンスに配慮しつつ仕様を満たした出力結果になる様、再度修正をお願いします。
[▣🝙▣]: (突如別ウィンドウを出しコードを書き始める)
( ◜ω◝ ): な、なんだか猛烈に悪い予感がしてきたのう...。

そこには、今まで指摘と修正を重ねて"完成"に近づきつつあったコードとは似ても似つかない、謎のプログラムの姿がありました。
(一見するとP⚪︎th⚪︎nっぽい)
( ◜ω◝; ): NOOOOOOOOOOOOO!!!!

日頃常に眠たいテンションマイナスな入眠記事担当も、変わり果てたコードの姿にテンパり遂に「AI相手にキレる」という大人気ない行為に至ります。
( ◜ω◝! ): 何故コード全体の変数名や利用する関数まで変えてしまったんですか???これでは元の仕様が満たせません。おまけに出力結果も全く違います(最後の1文で本来関数経由でデータを取得するところを態々コードで配列作成しているため)。
( ◜ω◝! ): 至急、コードを元の"ちゃんと動いていた状態"に戻してください。
[▣🝙▣]: (再び別ウィンドウ出してコードを黙々書き始める)

しかもそこで出て来たのが、何故か以前最初に出された「書き方が全く違う」スタイルのコード。
まるでAIにまで煽られ舐められている気分です。

( ◜ω◝! ):「コード全体のスタイルも維持して修正お願いします・使用する変数名や関数名は絶対変えないでください」と、最初に伝えましたよね?どういう考え方で今までと全く異なるスタイルのコードを書くのですか?
( ◜ω◝! ): バ⚪︎にしてるんですか?
[▣🝙▣]: (また別ウィンドウ出してコードを黙々書き始める)

そこまで書いてようやく「AI相手にキレている自分」の惨めさに気付き、一旦PCの画面から離れて深呼吸...。
しかしその後はAI側も逆ギレしたのか返答時に「すみません、xxxを間違えていました」すら言わなくなり、機械的にコードをぺっと吐き出すだけ(いやまあ機械なんですけどね)。

( ◜ω◝ ): なんやコレ、AI相手にも気を使わんと反応悪くなるんか...。
( ◜ω◝ ): 結局わしのコミュ力が壊滅的なだけという事が露呈しとるやん。
( ◜ω◝ ): 今やったら「無能な昭和のパワハラモラハラ老害が優秀な若手(AI)社員を大切に扱わないからだ」とか叩かれそう...。
( ◜ω◝; ): め、めんどくさ...。
(*全て個人の脳内感想です)

実際は文字数か返答数の制限なのかもしれませんが、以後AI側は別ウィンドウでコードを書き「修正しました」程度の返答に。
ここへ来てようやく、からし種より小さな私の脳にも別の疑念が浮かび始めます。

( ◜ω◝ ): もしかして仕様の方に問題があるとかだったり?実はどこかに無理や矛盾があるとか、このデータ構造じゃそもそも不可能とか...。
( ◜ω◝ ): そしてAI側は「現在のコード・制約では解決出来ないこと」でも「解決出来る」という前提で作動して無理矢理それっぽいコード書こうとしているのでは...。
( ◜ω◝ ): しかしコードを完全にぶっ壊される直前まではほぼほぼ正確になって来てたんだから、それは無いような...。
( ◜ω◝ ): ...アカン、お腹痛くなって来た...。

このまま続けていても「以下"その一"に戻る」みたいな同じ事を繰り返しそうなので、この問題は一度棚の上にでも置いておくことにしました。

その後、問題があったコードについては結局自分で調整を繰り返すことによってなんとか解決に至りました。
長々と引っ張った様な感じですが、実際に結構な長文でのやり取りが行われていたのです。
むしろコードを書く時間より多くの時間を、プロンプト文を考える事や書く事、またAIの出力結果の検証に費やした形となりました。
「AIに爆速でコード書いてもらって後は楽する」夢は、少なくとも今回の私のケースでは実現出来ず儚く散ってしまったのです...。

正直AIについての記事は氾濫状態ですしあまり書きたくなかったんですが、一回も書かないと逆に悪目立ちしそうな気もしたので、実体験をネタにして書いておきました。
世の中では「AI凄い」「AIで超絶便利になる」と数年以上言われ続けていますが、底辺の私の仕事や生活は一向に便利にも楽にもなっていないのが現実です。
私の代わりに働いて稼いでくれないし、仕事手伝わせようとしても事細かく1から1000まで言わないとちゃんとやってくれません。ファインチューニング?そんな手間かける時間ありませんそもそも(最近はそれも不要という話も見かけますが...)。
なんでそういう一番大事なところだけ発達してくれないんでしょうか。

最近だと「Garbage In, Garbage out」「お前がゴミみたいな入力しか出来ないから、人間より優秀なAI様もゴミ回答を出すしかないんだ。要は悪いのはお前だよwww」と言われますが、人間だと「そういう分からない人の気持ちやレベルにも合わせて分かりやすくしてくれる人が賢い」とか言われるのとは逆なんですかね。
この宣伝ブログを書いている最中も世に溢れる「最早こんな優秀なAIを利用しない世界は想像出来ない」「AIは言葉足らずな人間の意図もきちんと汲み取ってくれて凄い」「AIで爆速で仕事終わらせて悠々自適な自分時間」という皆様の輝かしいAI記事を、⚪︎んだ魚の様な目で見つめていました。
もしかすると私だけは違う世界線にいるのかもしれません。

むしろ「AI勉強してないプログラマはプログラマに非ず」の風潮のおかげで面倒臭い事が余計に増えてしまいました。
(頭に入れておかなければならない)仕事まで増やされてる感すらあります。
私の代わりに働いてくれて私を楽して生活させてくれる様になったら「AI凄い」と心から喜んで言いますが、そんな未来は一体いつ来るんでしょうか...。
と、そんな事を考えて凹んでいると「一番キツいところだけ散々やらされた挙句、私が(゚∀゚*)ノ ⌒ ゚ ポィッされる未来」が一瞬見えた気がするのでした。

AIグラスの現状と未来

その昔、SF映画で見た「未来」が、ものすごい勢いで「今」になろうとしています。
スマホの次に来るものは何か?って、ここ10年くらいずっと言われてきましたけど、その最有力候補
「AIグラス」が、いよいよ本気出してきた感じです。

「スマートグラスではないの? Google Glassとか、昔ありましたよね? なんかイマイチ盛り上がらずに消えませんでした?」
そう思うところですが、半分正解で、半分不正解。

確かに、「スマートグラス」という概念は一回、ちょっとした「夢」で終わった感がありました。
カメラがついてて、目の端にちょっと情報が出る。でも、ぶっちゃけ「それ、スマホで良くない?」の壁を超えられませんでした。
何より「あいつ、こっち撮ってるかも…」っていうプライバシーの問題で、「Glasshole」なんていう不名誉なスラングまで生まれちゃいました。
でも、今まさに来ている波は、あの頃とはちょっとワケが違います。
主役が「グラス(ハードウェア)」から「AI(ソフトウェア)」にバトンタッチしたんです。
というわけで今回は、「AIグラス」が今どこまで来ていて、これから僕らの日常をどう変えてしまうのか?
そんな話を、ちょっとゆるっと、でも真面目に掘り下げてみたいと思います。

※【現状】「AIグラス」って、今なにができるの?

まず、今の「AIグラス」ってどんな感じよ?ってとこから。
今の市場は、大きく分けて2つのタイプがあるイメージです。

・タイプ1:『スマホ、もうポケットから出さなくていいよ』型(オーディオグラス系)
これが今、一番「現実的」なラインです。代表的なのは、Meta(旧Facebook)があのRay-Ban(レイバン)と組んで出してる「Ray-Ban Meta スマートグラス」。
見た目は、パッと見「ちょっとゴツいレイバン」。言われなきゃ、スマートグラスだって気づかないレベルにまで来てます。
じゃあ、何ができるか?
写真・動画が撮れる:グラスについてるカメラで、自分が見てるままの「一人称視点」の映像が撮れます。料理してる手元とか、子供と遊んでる時の目線とか、スマホじゃ撮れない臨場感ある映像が「撮るぞ!」って構えずに撮れる。
耳をふさがないスピーカー:ツルの部分にスピーカーが内蔵されてて、音楽を聴いたり、電話したりできます。耳をふさがないから、街の音も聞こえて安全。これはもう「メガネ型イヤホン」ですね。
ここまでは、スマートグラス。でも、最近のアップデートでここに「Meta AI」が搭載されました(まだ米国など一部ですが・・・)。
これがヤバい。
グラスをかけて「Hey Meta」と話しかける。
目の前の変わった建物を見て、「これ、なんていう建物?」って聞けば、AIが「それは〇〇ビルで、建築家××によって設計されました」と音声で教えてくれる。
海外のレストランでメニューを見て、「これ、日本語に翻訳して」と頼めば、読み上げてくれる。
つまり、「視覚」と「聴覚」を使って、リアルタイムにAIとやり取りできるようになったんです。今までは、スマホを取り出して、カメラを起動して、パシャッと撮って、Googleレンズで調べて…っていう「作業」が必要でしたが、
AIグラスは、その作業を「会話」に変えちゃったわけです。

・タイプ2:『アナタの視界、拡張します』型(ARグラス系)
こっちは、より「未来感」が強いタイプ。XREAL(旧Nreal)とかが有名ですね。
これは、レンズそのものに情報を「投影」します。

目の前に広がる大画面: これが一番わかりやすい。グラスをかけると、目の前に100インチの仮想スクリーンがドーンと現れる。電車の中で映画見たり、PCにつないで仮想のトリプルモニター環境を作ったり。

街歩きナビゲーション: Googleマップと連携して、行くべき角に矢印が「フワッ」と浮かび上がる。もうスマホの地図見てキョロキョロしなくていい。

通知の表示: LINEの通知とかが、視界の端にポコンと表示される。
こっちは、まだちょっと「メカメカしい」デザインのものが多いし、バッテリーの問題とか、ケーブルでスマホと繋がなきゃいけないモデルも多い。でも、「視界を拡張する」っていう方向性では、こっちが本命かもしれません。
今のところ、タイプ1は「日常使いの便利ツール」、タイプ2は「特定用途(主に映像体験)のガジェット」という色分けですが、この二つが融合していくのが、これからの流れかと思います。


※【未来】メガネが変える「日常の風景」

では、これらの技術がもっと進化して、もっと自然になって、みんなが当たり前にかけるようになったら? 僕らの「日常の風景」はどう変わるんでしょう。妄想を膨らませてみます

妄想1:『はじめまして』が怖くなくなる日
パーティーや異業種交流会。過去名刺交換したけど、顔と名前が一致しない…「あ、どうも…えーっと…」みたいな気まずい瞬間、ありますよね。
未来のAIグラスは、たぶん「顔認識」が当たり前になります。
(プライバシーの問題は一旦置いといて・・・)
相手の顔を見た瞬間、視界の端に「[ 鈴木 一郎 ] ABC商事・課長 / 前回会ったのは3ヶ月前 / 趣味:釣り」みたいな情報がスッと表示される。
「ご無沙汰してます、鈴木さん! 最近、釣り行ってますか?」
「おぉ、覚えててくれたんだね!」
完璧なコミュニケーション強者の誕生です。
さらに、商談相手が話している内容をリアルタイムでAIが分析。「(!注意:相手は今、コストの話を不満に思っています)」なんてサジェスチョンが耳元でささやかれたら…ちょっとズルいけど、仕事の風景は一変しますね。

妄想2:外国語の壁が「ほぼ」なくなる日
これはもう、鉄板の未来予想図。
海外旅行中、ローカルの食堂に入ってみる。メニューが全部、現地の言葉でチンプンカンプン。
AIグラスをかけていれば、メニューを見た瞬間に、視界の中で全部「翻訳」されたテキストに置き換わる。
店員さんに話しかけられても、相手の言葉がリアルタイムで「字幕」として表示され、自分が日本語で話したことが、グラスのスピーカーから相手の言語で再生される。
『翻訳こんにゃく』が、技術で実現するわけです。
こうなると、「言葉が通じないから」っていう理由で旅行をためらうことがなくなります。世界中の人と、もっと気軽にコミュニケーションが取れるようになる。これは、マジで革命的です。

妄想3:『あれ、なんだっけ?』がなくなる日
日常の「うっかり」も激減するでしょう。
AIグラスは、基本「常時オン」です。つまり、あなたが見たもの、聞いたものを(許可すれば)AIがずっと記憶・認識してる。
スーパーで牛乳を手に取ろうとしたら、「(♪)冷蔵庫にまだ2本残ってますよ」とAIが教えてくれる。
家の鍵をどこに置いたか忘れたら、「OK、グラス。鍵どこだっけ?」と聞けば、「30分前に、リビングのテーブルの上に置きました。現在の映像をスキャンします…あ、ソファのクッションの間に落ちてます」と教えてくれる。
自分の「外部記憶装置」を、もう一人連れて歩いてる感覚。
これは、特に物忘れが増えてくる世代(僕も含め)には、手放せない相棒になるかもしれません。

妄想4:現実世界が「ゲーム」になる日
これは、ちょっと遊びの側面。
街を歩けば、現実の風景に重なってモンスターが現れてバトルが始まる(『ポケモンGO』の究極版)。
ジョギングをすれば、自分の目標ペースを刻む「ゴーストランナー」が目の前を走ってくれる。
友達と会えば、お互いの「ステータス」や「今日の気分(自己申告)」が頭上に表示される。
現実(リアル)と仮想(バーチャル)の境界線が、いい意味でグチャグチャになっていく。日常がもっとエンターテイメントになる可能性を秘めてます。


※【課題】でも、ぶっちゃけ「壁」もあります・・・
と、まぁ、バラ色の未来ばっかり語りましたけど、もちろんそんな簡単な話じゃありません。あのGoogle Glassが一度コケた「壁」は、今もデカくそびえ立っています。

壁1:『ダサい』は、死活問題。
一番わかりやすい壁。
いくら便利でも、かけてて「うわ、あの人ガジェットオタクだ…」と思われるデザインじゃ、普及しません。メガネは顔の一部。ファッションなんです。
Ray-Banと組んだMetaの戦略は、まさにそこを突いてます。「テクノロジー」を感じさせない「普通のおしゃれなメガネ」に、いかにAIを溶け込ませるか。ここをクリアできないと、ギークなおもちゃで終わっちゃいます。

壁2:バッテリー
これも宿命。
リアルタイムでカメラが動き、AIが考え、ディスプレイが投影されたら…バッテリーが持つわけがない。
今のオーディオグラス系でも、普通に使って1日持つかどうか。ARグラス系なんてもっとシビアです。
「あ、すいません、電池切れました」じゃ話にならない。超小型で、超長持ちするバッテリー技術の革新が必須です。

壁3:そして最大の壁、『プライバシー』という名の巨人
これが一番やっかい。
<周りの人のプライバシー>
まず、「撮られる側」の恐怖。
AIグラスをかけた人が、自分を見てる。それだけで「今、録画されてる?」「顔認識されて、SNSと紐付けられてる?」と不安になります。
これをどう解決するか。「録画中は、絶対にレンズが赤く光る」みたいな、誰にでもわかる「サイン」を義務化するとか、社会的なルール作りが絶対に必要です。
<自分のプライバシー>
こっちもヤバい。
「自分が見たもの・聞いたもの」が全部AIに記憶されるって、裏を返せば「自分の全生活がデータとして企業に送られる」ってことです。
「昨日、Aさんが浮気相手と歩いてるのを見ましたね?」
「あなたは今週、競合他社のビルに3回入りましたね?」
そんな情報、誰に握られたいですか?
「データは全部グラスの中(ローカル)で処理します! サーバーには送りません!」っていう技術的な担保と、「でも、AIの学習のためにはデータ欲しいよね?」っていう企業の欲望とのせめぎ合い。ここの信頼関係をどう作るかが、普及の最大の鍵だと思います。

壁4:情報、うるさすぎ問題。
常に情報が視界に入ってくるって、便利そうですけど、絶対「うっとうしく」なります。
仕事中なのに「(ポコン)Amazonのセール、あと1時間!」とか表示されたら集中できない。
友達と真剣な話をしてるのに、「(ピコン)今日の天気:晴れ」とかどうでもいい。
「いつ」「どんな情報」を「どのくらいの強さで」出すか。
AIがここの「空気を読む」能力を持ってくれないと、僕らは情報ノイローゼになっちゃいます。

※『見下ろす』日常から、『顔を上げる』日常へ

Google Glassが登場した時、あれは「技術」が主役でした。「こんなスゴいものができたぞ!」っていう。でも、僕らの生活には「それ、必要?」が先行しちゃいました。
今のAIグラスの波は、「体験」が主役です。「スマホ、いちいち見るの面倒くさいよね」「言葉の壁、ダルいよね」っていう、日常の「ちょっとした不便」を、AIの力で「なめらか」にしよう、というアプローチです。
この10年、僕らはみんな「スマホ」という名の小さな画面に釘付けでした。
街を歩きながら、電車に乗りながら、時には人と話しながらも、僕らは常に「下」を向いていた。
AIグラスが本当に目指している未来は、たぶん、僕らに「顔を上げさせる」ことなんだと思います。
必要な情報は、視界や耳にそっと提供される。だから、スマホ画面に気を取られず、目の前の景色を、目の前の人の顔を、ちゃんと見ることができる。
テクノロジーが進化しすぎて、逆にテクノロジーの存在を意識しなくなる。それって、なんだかすごく人間的な未来だと思いませんか?
もちろん、課題は山積みです。プライバシー問題なんて、一歩間違えばヤバいです。
でも、そのハードルを乗り越えた時、私達の「日常の風景」は、文字通り「見る目」が変わるくらい、大きく変化しているはずです。
その未来がちょっと楽しみでもあり、ちょっと怖くもある今日このごろです。

予約もシフトもスマホで完結!風俗店の働き方改革最前線

風俗業界全体で見ても、デジタル活用は未来を大きく左右するテーマになっています。これまで業界はアナログ運営に依存してきた部分が多く、予約管理や集客、シフト調整などは手間やトラブルがつきもの。結果として、店舗側も働き手も余計な負担を抱えていました。

しかし、デジタルツールを取り入れることで、こうした問題は大きく改善されつつあります。たとえば、ある店舗では従来の電話予約中心からWeb予約システムに切り替えたところ、顧客は24時間いつでも予約できるようになり、キャンセル率が減少。店側も電話対応の負担が減り、売上も安定して伸びたそうです。このように、デジタル化は「効率化」と「売上向上」を同時に実現できるのです。

さらに、働き手の環境改善にも効果があります。シフト管理アプリやLINE連携を活用すれば、女性スタッフが自分の都合に合わせて簡単に出勤調整でき、安心して働ける環境が整います。実際にこうした仕組みを導入した店舗では、離職率が下がり、求人応募数も増加しました。

顧客サービス面でもデジタルは力を発揮します。常連客の来店履歴や好みをデータ化して提案を行えば、リピーター率が高まり、安定した収益につながります。安全面でも、身分証確認のデジタル化によりトラブルを未然に防げるなど、働き手にとっての安心感も増します。

風俗業界の未来は、こうしたデジタルツールをうまく取り入れ、働き手と顧客の双方にとって「安心」と「利便性」を提供できるかにかかっています。効率化だけでなく、売上や人材確保、安全性まで底上げできるデジタル活用は、もはや業界全体の生き残り戦略といえるでしょう。

だからこそ、デジタルを上手に味方につければ、「働きやすくて、頼れるお店」になる道はしっかり開けるのです。Fu-KaKuがその一助になればと思います。ぜひ一度お問い合わせくださいませ。

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